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― LEON 11月号掲載シリーズ ―
イタリア語で「ステップ、歩み」を意味するシリーズ。
その名の通り、軽やかなカラーリングと
ライフスタイルを変える薄さやサイズ感が特徴で、
表面と内装のカラーコントラストもお楽しみいただけます。
また、レザーには特殊観光を施しており、
傷に強く色褪せしにくいメンテナンスフリー仕様となっています。
― Dubeigeこだわりのコレクション ―
-Dubeigeについて-
我々が主に使用する、まだ何色にも染まっていない馬革の原皮、それは美しい“Beige(ベージュ色)”です。
自然の恵み、生命の営みから生まれた、その素材は、美しく、そして高貴な雰囲気を纏っています。
そのエレガントな雰囲気を持つ、この色を、まず“Dubeige”の出発点、テーマカラーとしました。
そして「?から」という意味を持つフランス語“Du”を文字の頭に乗せることで
「ベージュ色から」出発し、持ち主の個性に合わせて美しく変化し、長く寄り添っていくことを願い、この“Dubeige”というネーミングになったのです。
“Dubeige”ブランドの主たる素材はフランスにあります。多くの老舗有名メゾンブランドの数々が、このフランスの原皮を求めることからも、その素晴らしさ、素材の良さは証明されています。
ラグジュアリーブランドの多くが、イタリアの独特の色だし、高級感ある深い味わいを求めてイタリアに渡ります。なかでも“Dubeige”が使用する革は、渋槽(しぶそう)と呼ばれる大きな浴槽で昔ながら100%植物のタンニン鞣しが行われています。通常、多くの革はドラムと呼ばれる機械で鞣しが行われますが、この作業は約1日から2日にかけて行われます。しかし、我々が選んだのは、渋槽による鞣し。しかも2週間から1か月という長い時間をかけての鞣しの工程です。これにより、より革の深みを増し、経年変化によって味わいの増す素材が完成するのです。その味わいは、まるでヴィンテージワインのようです。
1941年創業の老舗ヤマニがこだわり続ける、日本の職人のこだわりを細かいディテール、縫製まで随所に盛り込んでいます。それは使い込んでこそ分かる、使い手の満足感を考えながら、一点一点丁寧な手仕事による職人の魂です。その江戸っ子の心意気を、“Dubeige”に込めているのです。
これはフランス、イタリア、そして日本といった3つの国の職人のこだわり=“創造の鍵”を 表現したものです。たった1つの財布の元、国境を越えた3つの魂が集結して、新たなブランド“Dubeige”はスタートしました。